陣地の大きさを競う囲碁

囲碁のごく基本的なルールは端的に言えば、黒を先手・白を後手として石を置いて行き、石で囲われた陣地の大きさを競うというものです。

盤上で行う他のゲームと比較すると、まず将棋・チェスのように石を動かしたり種類があって其々に意味があるという事はありません。

石自体は無機質で意味を持たない事から、その配置によって戦況を見つつ石の繋がりを組み立てて行く事がコツとなります。

お互いが陣の拡大を目指す事から、ゲームの流れとしては以下のようなものが基本となります。

まず序盤の段階は布石と呼ばれ、大まかな陣地を決め合うような展開となります。とは言え大規模な陣地を一直線に狙っても阻止されますから、隅の方で小さな陣地を確保しつつ、大きなチャンスを伺う程度の石も打って置くというのが基本となります。

中盤に至るといよいよ互いの陣地を奪い合うような展開となります。相手の石の連携を砕き、可能なら隅から中央まで石を繋げる方向を目指します。

両者にとってこの動きが取れなくなった時点で終盤となり、陣の確定の為に石を置いて行くのでヨセとも呼ばれます。

これら全ての段階でコツとなる戦況を見る目は重要であり、囲碁においては目算と呼ばれています。裏を返せば目算に関する考察力を養えれば、囲碁のルールは理解出来るとすら言えます。

何故なら、例えば着手禁止点と呼ばれる石を打てない場所の存在は、陣地の確定と睨みあいによる千日手から説明を付ける事が出来ます。

大局と局所の目算が出来れば、自然とこうしたルールが理解出来るようになる訳です。